2011年03月21日

齋藤先生より



齊藤健太郎です。
最近、東京、千葉の診療でも、震災関係の不安、恐怖等の症状の患者が出始め、被災地からの避難者の治療中断者の継続診療等に患者も診察しております。私は精神科専門医と内科認定医ですが、特に精神科で何か貢献できる事があればと思います。現在、所属の昭和大学の精神科や、出身の東邦大学では特に目立った動きがないのが現状です。
何かニーズがあれば、メンタル担当として出動できます。
自家用車で自力で地図さえあればどこにでも出動します。(福島、宮城南部が理想ですが宇都宮付近で給油するとして、そこから満タンで往復500〜600キロの走行が可能です。)
確実に可能の日程は26日夕方〜29日朝までで可能です。(若干の調整は出来ます。)本音では今にも薬を調達し、持参し出動したい気持ちです。メンタルは薬物の目途さえできれば、比較的軽装で出動できるのです。他の日程でも登山医学会のボランティアチーム等あれば、要相談ですが、日程調整の可能性はあります。
災害時の精神保健の対策マニュアルとしては日本精神神経学会の公式ホームページに詳しい解説等がのっいるので、具体的に現場に行っている先生方にも何らかの参考になると思います。
実際、自分もこれを見て勉強し、災害時の知識を得ています。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
posted by 事務局 at 17:51| Comment(3) | 会員情報
この記事へのコメント
岩手県大船渡にいます。眠れない人沢山います。
PCサイトは見れないので携帯で見れるサイトがあればホームページのURLをブログに上げてもらえますか?
あるいは簡単にこのブログにお願いします。
ただし、こちらには神経系は今のところ眠剤とマイナートランキライザー、抗痙攣薬しかありません。

食糧、水はそろそろ過剰です。
肌着、暖房がないです。
Posted by 高浜充貴 at 2011年03月22日 11:33
 日本精神神経学会が「災害対策本部」を設置(19日)
     〃   ホームページにも「被災者」「医療支援者」向け
ページ
 があります。
     http://www.jspn.or.jp/

 ご存知と思いますが、念のためお知らせします。 長尾佳子(精神科
医)
Posted by 事務局 at 2011年03月22日 19:07
登山医学会ブログ宛の、高濱先生のコメントにたいして
長尾先生が紹介してくださった、日本精神神経学会HPからの引用です。
PCで見られるのなら、
http://www.ncnp.go.jp/pdf/mental_info_sleeplessness.pdf
ですが、携帯でしか見られないようなので、高濱先生が必要としていそうな情報部分を、千島が勝手に抜粋しています。
精神科の専門でない千島がHPから勝手に抜粋したものなので、登山医学会のブログで公表するよりは、高濱先生の携帯メール(コメント投稿の時に書かれていますよね)に直接送信してあげてください。

以下、精神神経学会HPよりの抜粋
====================================<<
<被災された方の不眠症状への対応>
精神的なストレスはしばしば眠りを妨げます。特に寝つきが悪くなり、やっと寝付いたかと思うと何度も中断し目覚めてしまい、熟眠感が得られず、さらには一晩中全く眠れないこともあります。特に震災後1、2 週間ほどもほとんど眠れないこともあります。これは、脳が有事の際にすぐに覚醒できるように準備している状態であり、いわば正常な反応ですのであまり心配しないように伝えてください。眠れなくても良いので静臥し、休養をとるように指導してください。こういったストレス直後の不眠に対しては、無理に睡眠薬等の催眠鎮静系薬剤を使う必要はありません。夜間の非常時に対応できない心配もあります。不安で夜が辛いといった訴えが強いときに、医師の指導のもとに適切な薬剤を服用させることを考慮してください。
一方で、被災後1 ヶ月以上たっても不眠が持続する場合には、注意が必要です。

(中略)

慢性不眠に陥る方の多くは、「床の中で眠ろうと焦れば焦るほどほど眠れない」といった“不眠恐怖”が形成されています。むしろこのような“眠りに対する身構え”がとれる日中には眠れるため、仮眠を積極的にとらせてください。一時的に睡眠リズムが乱れることになりますが、睡眠と休養の確保が優先します。“眠れる体験”を繰り返すことで不眠が徐々に解消することもあります。

(中略)

[Update 2011年3月17日]
震災後2週間以内の睡眠薬使用について ?せん妄を見逃さない?

震災後は、強度のストレス、睡眠不足、環境の急激な変化などから、“せん妄”状態におちいる人がいます。特に高齢者ではせん妄が出現しやすく、不眠症や認知症と勘違いされることも多いので注意が必要です。せん妄では強い不眠に加え、不穏、興奮などが特徴的な症状ですが、時に前述の症状よりも記憶力の低下や見当識障害(時間や場所が分からない)などの認知症に似た症状が目立つこともあります。
一般的なベンゾジアゼピン系の睡眠薬や安定剤(抗不安薬)は効果が乏しく、むしろこれらの薬剤によってせん妄を悪化させてしまうこともあります。したがって、特に震災後2週間以内の急性ストレス期における不眠高齢者の治療においては、せん妄を見逃さないように慎重に対処する必要性があります。
せん妄に対しては不眠症とは異なる治療法があるため、医師の判断を仰いでください。
せん妄は震災直後の急性期以降にもみられます。不眠症とは違って、せん妄では見当識障害や幻覚(特に虫が見えるなどの幻視)が特徴的で鑑別の重要な指標となりますが、認知症とせん妄が合併しているケースでは診断するのが困難な場合も多いため、睡眠薬を使用してもよいか専門医の判断が求められます。

Posted by 事務局 at 2011年03月22日 19:11
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