2011年04月18日

島田和昭山岳ガイド事務所支援チーム

山岳ガイドの島田さんが、島田ガイド事務所支援チームを結成、芦屋や、神戸の方々の篤志も載せて、4/12-16 北上に入った報告を転載させていただきます。
これからは、このような生活や健康や教育への支援、そして地元経済=漁業の再建に向けての支援、など息の長いお付き合いが必要になってくると思われます。(増山)


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東日本大規模地震支援報告 2011/4/18 島田和昭

 みなさまへ
 この度は、当事務所の支援ご協力、誠にありがとうございました。
みなさまの思いも宮城県石巻市北山町の被災地の方々へお渡しすることができました。当初の予定は、鍼灸治療、炊き出し代役、被災地ヒアリング、子供肌着とバック提供でありましたが、みなさまからのご好意で、結果的に130人分食材、収納ケース、チャイルドシート、トートバック、登山靴、背負えるバック、手作りパン、手作りコーヒーなどを追加して現地避難所へお届けすることができました。
 以下、報告詳細をご覧下さい。また今後の活動におきましても、被災地の声と、みなさまの気持ちを、過負担のない形でお繋ぎできればと思います。


島田ガイド事務所支援チームへの物資、資金提供
物資提供:男塾ママさん数名(子供肌着、子供靴、チャイルドシート等)、島田顧客数名(バック類多数)、茶屋之町自治体・住民数名(バック類多数)、芦屋市神戸市知人(バック類多数)、三輪山岳ガイド事務所(登山靴、大型ザック数点)、芦屋パンタイム(手作りパン多数)、リオ(手作りコーヒー多数)
支援母体:島田ガイド事務所
支援後援:物資提供の方々、資金提供の方々、芦屋市茶屋之町西法寺、日本登山医学会
参加メンバー:島田和昭(芦屋市:山岳プロガイド)大場拓也(神戸市:鍼灸師)本田幸恵(長野県白馬村:ガイドスタッフ)



東日本大規模地震 支援活動報告(時系列)
4月12日23時兵庫県芦屋発→島田号→
4月13日
 15時宮城県石巻市北上町災害本部着―
   佐藤保健師・浅野保健師からヒアリング
 16時吉浜避難所はまぎく(今野愛子)―
   14、15日夕食炊き出し打合せ
 17時大指避難所林業センター(佐藤勝太)
   ―依頼支援物資の配達
(プラスチック収納ケース大×20、小×20、こども肌着90〜150p、靴下各4セット、子供靴十数足、子供パジャマ数点、子供カバン数点、チャイルドシート、チャイルドおんぶザック、文具類数点、)、
   善意物資配達
(手作りパン30ヶ、手作りコーヒー、豚肉2キロ、ウインナー1キロ)
 19時大指にて夕食―
   鍼灸治療3名(大場)テルミー治療1名(島田)
 20時―21時 明日からの打合せ
 21時―26時 大指で避難者との会話

4月14日
 6時起床―朝食―
 8時―10時、水源確保の偵察に大指住民と裏山の川でちいさなダム作り(島田、本田)
  小滝へヒアリング(島田)、鍼灸治療4名(大場)、家事手伝い(本田)
 10時―11時、相川避難所子育てセンター(阿部裕美)
   ―善意物資配達(手作りパン160ヶ、手作りコーヒー)
 11時―12時、昼食、休憩
 12時―13時、長観寺で依頼物資(大型バック数個、トートバック計約100ヶ、プラスチックケース数個)
  善意物資配達(手作りパン60ヶ、手作りコーヒー)(島田、本田)
  大指で鍼灸治療2名(大場)
 13時―15時、はまぎくで炊き出し仕込み(本田)
  大指で鍼灸治療2名(大場)
  北上中避難所の医療関係者へ善意物資配達(手作りパン10ヶ、手作りコーヒー)
  災害本部の動き、各避難所の様子などヒアリング(島田)
 15時―19時 はまぎくで夕食だし、
   16:30から夕食が始まる(本田、大場、島田)
 19時―20時 はまぎくで鍼灸治療5名(大場) 
   テルミー温熱施術2名(島田)ヒアリング(島田、本田)
 21時―26時 大指で避難所との会話

4月15日
 6時起床―朝食―
 7時―10時、日本登山医学会メンバーと合流
   医師3名(竜先生、上家先生、伊藤先生)運動療法士1名(宮崎先生)
   各避難所の環境、事情、場所の説明や同行(島田)
   大指で家事手伝い(本田)、鍼灸治療5名(大場)
 10時―11時、大室小室避難所で
   鍼灸治療1名(大場)テルミー温熱施術1名(島田)
 11時―12時、昼食、休憩
 12時―13時、移動、撮影
 13時―16時、月浜避難所長観寺で
   鍼灸治療5名(大場)テルミー温熱施術3名(島田)
 14時―19時、はまぎくで夕食仕込み(竜先生、宮崎先生、本田) 途中から上家先生、伊藤先生合流
 18時30分、 お茶タイムに合わせて、
   運動療法士、医師による、避難所での運動指導
 18時―20時、鍼灸治療6名(大場)子供とコミュニケーション(本田)
 21時―23時、鍼灸治療6名(大場)テルミー温熱施術4名(島田)
 23時―25時、大指で避難所との会話

4月16日6時起床―朝食―鍼灸治療1名(大場)
  ―大指出発10時―志津川経由にてー兵庫県芦屋着22時

避難所のヒアリングを事前に行った事で、無駄のない支援をする事ができたと思う。世間では、被災地へ物資調達の充足、学校開校による復興のイメージもあると思うが、各避難所、各被災者それぞれ事情が違い、それらがまだまだ現在進行形である地区も多いと感じさせられた。目立たない小さな避難所、市街地から遠い避難所、ライフラインの復旧が地形的に困難なため目処の立たない避難所、避難所周辺の自宅避難者等では、復興以前の問題を多く抱えている(重機による行方不明者捜索・倒壊家屋整理、通学路、通勤路の安全対策、ゴミ処理問題、自宅避難者を含めた食糧物資不足(野菜はあるが保存のきかない肉・魚なない))。

物資に関しては、今後見込みのない収入、まだ数ヶ月かかるライフラインに対しての対策として、支援物資、支援ボランティアを受け入れに積極的な地区もある。しかし避難所内のニーズをまとめる事の出来ない、リーダーが不在になった地区、お年寄りの多い地区では潜在的なニーズ(炊事洗濯交代要員、避難所での収納、仮設住宅引越後の生活用品、半壊自宅の片付け・泥だし、保険・補償精度の説明、予防、リラックス、治療等が考えられる)があるものの、東北人気質も手伝い、表面化されていない事がよくわかった。

今回はある程度信頼関係のできた避難所への支援だからこそできた。信頼関係の築き難い孤立した避難所、過疎化地区の避難所、リーダー不在でニーズを表面化できない避難所への支援不足は、今後の社会問題になる気がする。行政、民間がそれらの避難所と顔を合わせて会話をし生き方や考え方目標などを確認しあい、まずは信頼関係を築いていく事が重要だと思われる。

【今後の活動について】
 今後の活動としては、炊き出しを希望する関係者へ避難所の担当者と繋ぐ事(島田)
現地避難所がこれから直面する様々な問題に、阪神大震災の知恵を提供する事(西法寺)
潜在的なニーズを先見し、行政に報告や依頼、知人民間団内に報告や依頼を行う事(島田)
山水の安定した水確保のために山小屋の知識を提供する事(島田)
鍼灸師団体・仲間への継続的な被災地治療支援を呼び掛ける事(大場)
富山漁業関係者知人に被災地の漁港の様子・被災地漁村の復興の意思を伝えること(本田・山本)

島田ガイド事務所 
代表:島田和昭(芦屋市茶屋之町)
国立登山研修所講師 日本プロガイド協会登攀ガイド 日本山岳レスキュー協会
捜索隊員 同志社高校山岳部コーチ
mail:naturalstyle@krd.biglobe.ne.jp  事務所:0797−26−6536
 携帯:090−7550−9662
hp:島田ガイド事務所で検索
posted by 事務局 at 10:13| Comment(0) | 震災医療支援
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