斎藤健太郎先生第5次医療支援隊
診療が長引き、山の診療所、第5次医療支援隊として4月28日夜に東北に出
発し、仙台に午前2時に到着しました。今回は友人のO先生と看護師、薬局の方
に加え、友人に紹介された、台湾企業D電子のK日本社長他4名を同行し、早朝よ
り、北上町に入り、大指、小滝、月浜、長尾の4地区を回り、いつもの往診を行
いました。小滝と大指では社長を囲み、車座になり、かなり話も盛り上がってお
りました。現地の状況やニーズ、現場の声を沢山きけました。いつもと同じよう
に体育館で現場で処方出来なかった、薬を作り、午後6時過ぎに本部を後にしま
した。
橋浦診療所の先生が体調を崩し入院してしまい、現地状況は更に悪化しており
ますが、愛媛県隊が派遣延長を検討しています。津波で被害を受けた橋浦診療所
再建と医師の人的サポートの可能性を、現地職員より悲鳴のような叫びも受けま
した。
同日午後7時より、石巻市役所に向かい、亀山市長と紹介者のSさん、K社長他
デルタ電子社員、O先生、ひまわり薬局のKさん等と一時間弱、面談しました。か
なり、お話することが出来て、援助や予算の実情、仮設住宅問題、学校問題、設
備の問題、身の上話まで、実情を聞く事が出来ました。
今後、D電子として、どのような設備を援助できるか、実務級に話を進める事
となりました。(現在、石巻市の仮設住宅復旧率は1.37%です。)また、K
社長の強力を得て、橋浦の診療所の再建、現地の医療レベルの向上のため、現地
職員と協議して、今後、出来る事を考えていく事となりました。現地の職員から
も、登山医学会等に対する人的サポートの可能性についてもお話を受けました。
今後、さらに、話が広がりそうな展開です。K社長もかなりの親日家で非常に熱
い、やさしいです。現地の状況も良く理解し、ポイントも素早く理解され、昨
日、本国台湾に戻り、会長に上申するようです。北上町の復興のために動ければ
と思います。
個人的には、家に午前二時に到着し、翌朝〜21時まで診療と非常に過労な状態
となっており、つらくなっておりますが頑張ります。現地の只野先生も心労で倒
れてまいましたから・・・苦境にたつ、現地の人々は私たちの活動に非常に期待
し、切望しながら、現地で頑張っております。まだまだ、気丈に家族のご遺体を
毎日探し続けている方もいますが、現地の方も苦境の中、良く頑張っていると感
じました。本当に、登山医学会すべての方も含めて、少しずつでも、力を結集
し、被災地の方に草の根支援できればと切に願います。様々な方々にお声かけ、
さらによろしくお願い申し上げます。
齊藤 健太郎